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第30話 砂漠のオアシス ~アグリサイド~

Autor: 光命
last update Última actualización: 2025-04-06 10:39:50

シルフィーネ村を旅立ってからどのくらいたっただろう。

岩がゴツゴツと飛び出ていた北東部の丘を越えて……

永遠と砂の海が広がるところを何日も歩いた。

「まだ着かないのか~

 ずっと同じような景色でさー

 進んでいる気がしない」

「仕方ないじゃろ。

 この砂漠は広大じゃ。

 でも、あともうちょっとじゃ、頑張れ」

ゾルダは剣の中でのうのうとしている。

シルフィーネ村を旅立ってから、一度も出てきてない。

ずっと一人で歩いている。

汗もだらだら出るし、水を飲んでも飲んでも足りない。

なんとか水を確保しつつ進んでいるけど……

それでも足りない。

「あのさー、ゾルダ。

 一歩も外に出てないのにさ。

 何が『あともうちょっとじゃ」だ。

 楽しすぎだろ」

「ワシは戦うときと飲むとき以外は出とうない。

 こんな暑いのに外に出る意味はないのぅ」

ゾルダの言うこともわかる。

大いにわかるが……

「なんで俺だけがこんな目にあうんだ。

 この暑さ、ゾルダも味わえよ」

「いやじゃ、いやじゃ。

 おぬしだけで十分じゃ」

はーっ……

そりゃそうだ……

まぁ、気を取り直して進むしかないか。

ゾルダが出てこないまま、また
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